小弓の庄の庭園には5種5本の桜の木があります。平成29年4月上旬のサクラの開花状況を記録する思いで、記録動画と撮りました。
5種5本のサクラたちは、開花時期順にエドヒガン、ソメイヨシノ、吉野サクラ、オオシマサクラ、そしてシダレサクラです。
伝え聞くところでは、エドヒガン桜を母とし、オオシマサクラを父として、園芸品種:ソメイヨシノに改良され、一代交配のソメイヨシノは種子で増やせず、枝の挿し木で大量に育苗された。
つまりはクローンの園芸品種であるが故、一つの地域の気候、地温などから開花時期が決まる要因がまったく同じ。ソメイヨシノの桜並木がいっせいにそろって花咲くなぞを解くヒントはここにあるようです。
小弓の庄のシダレサクラは、小弓の庄が移築開館した折、つまり20年ほど前に植樹された桜木です。品種・由来は不詳です。
昨春、奈良県吉野山ゆかりで篤志家から寄贈を受けた「吉野桜」の若木がさっそく花を付けてくれました。5種5本のサクラが勢ぞろいして小弓の庄庭園を豊かに楽しませていただいております。ありがとうございました。
小弓の庄庭園サクラめぐりの記録動画は次のサイトでご覧いただけます。